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- 花王株式会社 長谷部 佳宏 社長
- 1990年花王入社。ヘアビューティ研究所長、基盤研究セクター長、エコイノベーション研究所長、研究開発部門統括などを歴任。2018年取締役専務執行役員。2021年1月より現職。
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- 株式会社アイスタイル 遠藤 宗 社長
- 船井総合研究所、たしろ薬品などを経て、2007年コスメネクスト設立、アットコスメストア開業とともに取締役に就任しアイスタイルグループに参画。コスメネクスト社長を経て、21年7月から店舗・ECの運営を行うアイスタイルリテール社長に就任。アイスタイルグループの国内外のリテール事業全般を統括する。22年9月から現職、
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- キリンホールディングス株式会社 磯崎 功典 会長
- 1977年、キリンビール株式会社入社。2004年、サンミゲル社取締役。2012年、キリンビール株式会社代表取締役社長。2013年、キリン株式会社代表取締役社長。2015年、キリンホールディングス株式会社代表取締役社長。2024年から現職。
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THEME 01
RNA共創コンソーシアムを通じて
実現したいことは? -
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長谷部社長
私どもは、まず“無駄な買い物をしてしまう”“自分に合わないものを買ってしまう”という生活者の課題を解決したいと考えています。具体的には、皮脂RNAモニタリング技術によって、肌あるいは体の“中”の状態を可視化し、それを様々な企業と共創することで新しい“ものさし”を作ることです。この“ものさし”ができれば、メーカー側も生活者側も転換点を迎えると考えています。私たちはこのコンソーシアムを通じて美容・健康・食品の境界を超えた“横断共創”を実現したいと考えています。
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私どもは、人間が元来もっている力を高めるという考えに基づいて、これまで免疫などをテーマに研究を進めてきました。今後、自分の毎日の身体の状態を把握することができれば、例えばその日の身体の状態(例えば免疫状態)を可視化し、その日に合ったサプリメントや食品を摂るというような新しい“健康習慣”を作ることができると考えています。RNA共創コンソーシアムに参画することで、単一企業では実現しにくい“肌・身体・食品・ライフスタイル”のクロス領域で共創し、未病ケア・セルフケアのあり方を高めていきたいと思っています。
磯崎会長
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遠藤社長
私たちが目指すのは、まず“何を買ったらいいかわからない”“化粧品迷子”という方を救うことです。昨年、ケアどき診断をローンチし、少しずつ、個人の状態に合ったアイテム選びの支援レベルを上げてきています。“いまは合わない”かもしれない商品がわかることも大きな生活者のベネフィットであると考えています。RNA共創コンソーシアムを通じて、ビューティー分野だけでなく、インナービューティー(体の中)まで広げ、個々人の状態に即した“出会い”を創るためのプラットフォーム化を進めたいと思っています。
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THEME 01
RNA共創コンソーシアムを通じて
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THEME 02
RNAを通じて今後目指したい
未来のあり方は? -
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長谷部社長
もう少し生活者の目線で未来を言うと、“この商品は自分に合う”と確信して買えるようになる世界がやってきます。例えば、3割程度の確率でしか自分に合う商品を見つけられなかったのが、RNAを軸に、買う側も作る側も“6割の確信”を持って選び、届けられる社会がやってきます。弊社の研究開発部ではRNAの周期で、どんな成分が効くのか、エビデンスとなる研究データも取れ始めています。これはものづくり・生産・マーケティングの構造をすべて変えていく可能性を持っています。つまり、生活者が“この商品は自分に合う”と6割以上確信できて購入できる未来です。この未来では、物をただ“買う”のではなく、RNAで“自分を知って買う”時代となり、買い物がより賢明かつストレスの少ない体験になると考えています。
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コスメ・スキンケアの世界では、人気の高い、評判のいい商品を買っても、“自分に合わない”ものも多く存在します。人気アイテム=自分に合う、とは限りません。RNAを活用した買い方を、ビューティーの世界で“当たり前”のものにしたい。具体的には、肌のRNAタイプを診断して、たくさんの商品の中から使い時の商品を知り、購入、効果検証、改善…という一連のループが一般化する未来を描いています。さらに、外側からのケアだけでなく、【身体の中をのぞける】テクノロジーとしてインナービューティーにも展開したい。つまり、肌タイプだけでなく、腸内・代謝・免疫・RNA情報を元に“中から・外から”自分を知り、自分に合うものを納得して選択する世界です。
遠藤社長
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磯崎会長
“身体の中が覗ける、しかも手軽に、毎日でも。そのような自分の健康状態の可視化を目指していきたいと考えています。今日採ったデータで、その日の自分に合った食品・飲料・サプリメントを選ぶ。そして明日の体調変化に備える。こうした“新しい健康習慣”が実装できたら、これは非常に本質的な未病対策だと思います。将来は、家庭で、あるいは日常の中で、簡便なRNAモニタリングキットやサービスを使い、自分のケアを自律的に設計できる社会を目指します。
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THEME 02
RNAを通じて今後目指したい
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THEME 03
RNAが実装された社会、どのような
パラダイムシフトが起きる? -
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長谷部社長
生活者がRNAで自分を知って買う時代になると、“6割の確信”を持って選び・届けられる未来がやってきます。この未来はひとつの会社がそうなるのではなく、 複数のメーカーがそれを実現することで市場全体が生活者のベネフィットが最大になるように再設計されます。どういうことかというと、横軸に、様々な生活者をとり、縦軸に各生活者に対する商品がマッチするヒット率としたときに、現在は各メーカーが同じような商品を作るために頂点のないのっぺりとした幅広のヤマしかできていないところを、それぞれのメーカーが強みを基にRNAをものさしとして、シャープに打ち出すヒット率を高めることで、市場の再設計がなされる、そんなパラダイムシフトが起きると考えています。
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商品選びが“自分に効くかどうか”に昇華される時代だと思います。過去は“このブランド人気”“この成分良い”という指標で選んできたかもしれませんが、RNAによって“この人には合う”という観点が主流になります。言い換えれば、自分の遺伝子・RNAプロフィールが選択基準の1つになる時代と言えるでしょう。この変化は、ビューティーに限らず、健康・食品・ライフスタイル領域にも波及します。プラットフォーム化・データ化・レコメンド化が進み、“自分向け”という価値が標準化されるでしょう。
遠藤社長
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磯崎会長
自分の身体にあったものが分かると、これからのセルフケア市場はさらに盛り上がると思います。これまでは“何となく良さそう”という感覚や口コミが中心だったかもしれませんが、自分の身体にとって、“合う/合わない”が科学的に示されるようになる。この変化は、セルフケアの“精度”を高め、健康習慣そのものがアップグレードされるということです。例えば、飲料・食品のカテゴリーでも、“この日の私はこういう体調だから、身体がこんなものを欲している状態だからこの成分を選ぶ”というシーンが普通になります。これは、未病対策という文脈で非常に重要だと考えています。
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THEME 03
RNAが実装された社会、どのような
ご参画頂ける
企業さまを募集中
「皮脂RNAモニタリング技術」を
起点とする多様な共創活動を行い、
社会実装していく
「RNA共創コンソーシアム」の活動に賛同、
推進していただけるパートナーを募集いたします。